✅はじめに:ランクル20系ってどんなクルマ?
「ランクル20系って名前は聞いたことあるけど、何がすごいの?」
「今でも手に入るの?維持できるの?」
そんな疑問に答えるべく、今回は1950年代に誕生したランドクルーザー20系について深掘りしていきます。
ランクル20系は、ランドクルーザーの名を初めて冠した歴史的モデルであり、“世界に羽ばたくランクル”の第一歩となった存在です。
📘ランクル20系の誕生背景
📅登場:1955年(トヨタ・ランドクルーザー20系)
トヨタが開発した四輪駆動車「BJ型」(1951年)の後継として登場。
1954年に「ランドクルーザー」という名称が正式に採用され、1955年にリリースされたのが20系です。
- 軍用車風から民生向けへとデザインを一新
- 海外輸出を本格的に開始
- アフリカ・中東・オーストラリアなどで高評価
BJ型は日本での需要が主だったのに対し、20系から世界戦略車としての道が開かれました。
🔧主なスペックと特徴
項目 | 内容 |
---|---|
型式 | トヨタ ランドクルーザー 20系(例:FJ25など) |
エンジン | F型直6ガソリン(3.9L) |
駆動方式 | パートタイム4WD |
トランスミッション | 4速MT |
全長 | 約3,800〜4,000mm(モデルによる) |
特徴 | 丸目ヘッドライト・メッキグリル・頑丈なシャーシ |
丸目ライト×メッキグリルのレトロフェイスは今見ても魅力的!
走破性は当時のレベルを超えており、「どこでも走るタフネス」が評価されました。
🌍20系が世界で愛された理由
✅耐久性
- 砂漠、山岳、未舗装地などどこでも走れる
- シンプルな構造で修理がしやすい
✅信頼性
- 故障が少なく、エンジンの信頼性も高かった
- 世界中の政府機関や企業が導入
✅輸出拡大
- トヨタの本格的なグローバル戦略の中心に
- 中南米、オセアニア、中東で大成功
ランクル=「信頼の象徴」となる基盤を築いたのがこの20系です。
💡今、20系は買える?価格相場は?
🔎中古市場での流通は希少
2025年現在、ランクル20系の実働個体は非常に少ないです。
日本国内ではめったに見かけず、専門店・ヴィンテージカーイベントでの展示がほとんど。
状態 | 価格相場 |
---|---|
レストア済・実働 | 約700万円〜1500万円前後 |
ベース車(部品取り) | 約300万〜600万円程度 |
海外オークションや逆輸入ルートで出回っていることもあります。
🛠維持するにはどうする?
- 部品供給が限定的:社外パーツやワンオフ製作が必要なことも
- 整備ノウハウが必要:旧車に詳しい整備士の存在がカギ
- ガレージ保管推奨:経年劣化を避けるには屋内保管が理想
それでも「唯一無二のクラシックランクル」として、コレクターズカーとしての価値は年々高まっています。
🧭20系ランクルの魅力まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
歴史的価値 | ランクル初の世界展開モデル |
デザイン性 | 丸目・クラシカルな外観が唯一無二 |
希少性 | 中古市場では超希少。価値は右肩上がり |
所有満足度 | 「本物のランクル」に乗れる喜び |
📷おすすめ:20系の実車を見られる場所
- トヨタ博物館(愛知県長久手市)
- トヨタ ランドクルーザーミュージアム(海外:コロンビアなど)
- クラシックカーイベント(日本各地で不定期開催)
✍️まとめ
「ランクル20系は、ただの“昔のクルマ”ではありません。」
それは、現在のランドクルーザーへと続く“魂の出発点”。
実用性・耐久性・信頼性の三拍子を備えた20系があったからこそ、今のランクルがあると言っても過言ではありません。
中古で手に入れるのは簡単ではありませんが、歴史を知ることでランクルへの愛着がより深まるはずです。
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