✅ はじめに|ランクル80は名車。でも「中古」は慎重に!
トヨタ・ランドクルーザー80(通称:ランクル80)は、今なお多くのファンを持つ伝説的なSUVです。
頑丈なフレーム、迫力のボディ、そして無骨なデザイン。すべてが魅力的。
しかし…!
生産終了からすでに20年以上。
中古で手に入れる場合は、状態をしっかり見極めることが超重要です。
この記事では、中古のランクル80を購入する際に必ずチェックしておきたい10のポイントを紹介します。

1. ✅ フレームのサビ・腐食
最も致命的な劣化ポイント。下回りの確認はマスト!
特に雪国・海沿いで使われていた車両は、フレームやシャーシにサビが進行している場合があります。
フレーム腐食は修復困難かつ車検にも影響するため、最初に確認すべき項目です。
2. ✅ エンジンの型式と状態
ランクル80には、1HD-T(ディーゼルターボ)、**1FZ-FE(ガソリン)**など複数のエンジンがあります。
- 黒煙が出る
- 始動が遅い
- 異音がする
などがあれば注意。オイル漏れや異常振動も要チェックです。
3. ✅ トランスミッション(AT or MT)の変速ショック
80系にはAT(オートマ)とMT(マニュアル)がありますが、特にAT車の変速ショックは注意。
- シフトチェンジが滑らかか?
- D→Rの切り替えに時間がかかってないか?
など確認しましょう。修理には高額な費用がかかることも。
4. ✅ 足回り・サスペンションの状態
長年使われた個体は、ショックアブソーバーやブッシュ類が劣化していることが多いです。
- 異音がする
- フワフワしすぎる
- タイヤの偏摩耗がある
これらは足回りのサイン。試乗で感触を確かめましょう。
5. ✅ 電装系(パワーウィンドウ・エアコンなど)の動作確認
年式が古いため、電装品の不具合も多発します。
- パワーウィンドウが途中で止まる
- エアコンが効かない
- メーターやインジケーターの不点灯
小さな不具合でも修理費用がかさむので、必ず確認を。
6. ✅ 修復歴と車両の履歴
事故歴や大掛かりな修理歴がある車両は要注意。
「無事故車」と書いてあっても、実際に修復歴がある場合もあるので、
- 車両状態評価表の確認
- フレームやピラーの歪み
- 塗装の違和感(再塗装痕)
などをチェック。
7. ✅ 走行距離のわりに内装がボロボロではないか?
内装の状態は、前オーナーの乗り方を知るバロメーターです。
- シートのへたり
- 天井やドア内張りの剥がれ
- スイッチの欠けや割れ
など、細部まで確認しましょう。
8. ✅ 4WD機構の動作確認
ランクル80は本格4WD車。ですが、4WD切替ができない個体も存在します。
- センターデフロックが正常作動するか?
- ハブロックは固着していないか?
オフロードに行かなくても、4WD機能が生きてるかは重要です。
9. ✅ タイヤ・ホイールの状態と車検適合性
リフトアップやオーバーサイズタイヤを装着している車両も多く、
- 構造変更済か?
- 車検に通るサイズか?
なども確認しましょう。車検非対応のカスタム車は購入後に出費がかさむこともあります。
10. ✅ 書類や整備記録簿の有無
整備履歴がしっかり残っている車両は、前オーナーがきちんと手をかけていた証拠。
- 点検整備記録簿
- 保証書や車検証のコピー
があると安心です。とくにタイミングベルトの交換記録は必須級!
📝 まとめ|中古ランクル80は「見た目」より「中身」で選ぼう!
チェックポイント | 簡易チェックメモ |
---|---|
フレーム腐食 | ジャッキアップして下回り確認 |
エンジン | オイル漏れ・異音・黒煙 |
ミッション | 変速ショック・滑り |
電装系 | エアコン・ウィンドウ動作確認 |
修復歴 | 評価表・塗装ムラ・骨格チェック |
見た目のカッコよさだけで即決しないこと!
できれば信頼できる専門店やランクルを扱う中古車店で購入するのがおすすめです。

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